ウキフカセ釣りの仕掛け

ウキフカセ釣りの仕掛け
 冒頭にもありましたとおり、陸っぱり(おかっぱり:船ではなく、海岸から竿をだす釣り)の釣りでは、ウキフカセ釣りはかなり万能な釣りといえます。足元から沖、水面から水底まで探れる釣りは他にはないからです。ウキフカセ釣りは、固定仕掛け・遊動仕掛け、移動仕掛けを覚えることによって、その万能さを発揮することができます。ここでは、中通しウキを使った仕掛けをご紹介します。
 固定仕掛けは、中通しウキを固定して釣ります。ウキ止め糸を中通しウキの真上に付けるか、爪楊枝などをウキの穴に挿入してウキを固定します。この釣りでは、水面からウキ下の長さの水深までしか探ることができません。ウキ下をあまり長くすると、仕掛けを投げることも魚を取り込むこともできなくなります。ウキ下は、だいたい2ヒロ(約3メートル)程度が標準です。ウキを固定しているため感度がよく、魚が餌をくわえたら、敏感にウキが反応するというメリットがあります。

固定仕掛け

遊動仕掛けは、クッションゴムとウキ止め糸の間に、中通しウキが誘導できる間隔を設け、仕掛けの重さでゆっくりタナを下げていく釣りです。この仕掛けは水面からかなり深いタナまで探ることができますが、ウキが固定されていない分、固定仕掛けと比べると扱いが難しく、ウキの感度もよくありません。

遊動仕掛け

移動仕掛けは、中通しウキ直下に5B ~1号程度の重い錘をつけて、深い水深まで一気に仕掛けを落とす釣りです。探れる範囲はオモリが落ちきったタナより深い水深となります。固定仕掛け、遊動仕掛けと比べると、仕掛け全体がかさばりがち。底専門の仕掛けといえるでしょう。

移動仕掛け

ウキフカセ釣りの服装
 釣りを楽しむ上でもっとも大切なことは、安全対策といっても過言ではないでしょう。毎年落水などで命を落とされる方が後を絶えず、そんなニュースを聞くたびに、「気をつけなければ」と思うものです。安全そうに見える堤防でも、ライフジャケットは必携。磯に行くなら、スパイクシューズは必ず装備するようにしてください。
 釣りはアウトドアスポーツですので、悪天候でもできる限り快適に釣りができるよう、万全の装備で臨みたいものです。(もちろん、釣りができないほどの悪天候のときは行ってはいけません!)特に堤防や沖磯では、日光、風、雨をしのぐ建物や樹木がありません。夏場は熱中症に気をつけなければなりません。春や秋でも、真冬並みの寒さを感じることがあります。
基本的な服装としては、帽子、サングラス、グローブ(指先が出せるもの)、レインコート(レインウェア)。サングラスは「偏光」と書いてあるものがよいです。普通の光は様々な方向に振動していますが、水面にあたって乱反射する光は振動方向が一定(偏光)になります。その光のみを、分子配列を一方向に均一に並べたレンズが吸収してくれるのです。グローブは、邪魔なようですが、魚を触ると意外なほど棘や鰓ぶたなどのするどい部分が多いのに気付きます。魚はなるべく素手で触らないようにしましょう。レインコート(レインウェア)は、突然の雨はもちろん、風を通さずに体温を維持してくれる防寒具にもなります。
 夏場は、Tシャツでもよいのですが、できれば日焼け対策は万全にしておきたいところ。風は通して日光は通さない特殊素材でできたウェアが各メーカーから比較的安価で販売されています。帽子も、風を通すメッシュ素材のものがベスト。暑いので、堤防釣りなどではサンダルを履きたいところですが、家に帰ってからサンダル模様の真っ赤な日焼けを見る羽目になります。スニーカーをお勧めします。
 冬場は、とにかく寒さ対策。スキー場に行くつもりで服装を選んでください。釣り具店で販売されている冬用のウェアなら問題ありません。上級者ほど、釣り具ではなくウェアにお金をかけます。お金のかけ方で一番性能に差がでるのがウェアだからです。ウェアの下には、セーターなど温かいものを。私は以前、それでも耐えられなくて、大きめのゴミ袋に頭と腕を通す穴を開けて、ウェアの下に着たことがあるくらいです。ネックウォーマーも厚手で、風を通さないものがよいでしょう。カイロは必需品といえます。靴下用のものも販売されていて、重宝します。

冬場の、釣り場での服装。ライフジャケットは忘れずに。写真のように、グローブは指先の出るものが便利。

その他の装備
 魚を持ち帰るためのクーラーボックス。行きも帰りも重い道具ですが、水も食料も保管でき、イスにもなる便利道具なのです。持ち帰った魚を捌いて食卓に並べれば、釣りの楽しさ倍増です!バッカンにはコマセを入れます。道具入れにもなり、はずせない道具といってよいでしょう。マゼラーはコマセを混ぜるのに使います。半分凍ったオキアミを刻むこともできます。水汲みバケツはコマセに水分を加えるのと、道具を洗う時に使います。魚を血抜きするとき、海水を入れて魚をさかさまにして突っ込んでおくのも水汲みバケツです。ヒシャクは握ってみて、手にフィットするもので、カップが小さいものが使いやすいです。コマセは連続的に、少しずつ撒くのが基本だからです。その他、魚を締めるナイフ、ロッドケース、手拭きタオル、ゴミ袋、携帯電話、虫よけスプレー、日焼け止め、電車を使う場合はキャリアー、などあるとよいでしょう。

半解凍のオキアミは、ミキサーで崩すように刻むことができる。崩したオキアミに配合餌をまぜ、海水を加える。

魚の活け締め。鰓をプライヤーなどでむしって、魚をさかさまにして海水に漬ける。血が出なくなったら、早めにクーラーボックスへ。

魚の保冷には、魚の冷凍焼けを防ぐため、氷に海水を足した「水氷」がベスト。

最低限の装備でのご予算
 ウキフカセ釣りには、いろいろな種類の道具を用意しなければならないことがおわかりいただけたかと思います。「それで結局いくらかかるの?」と心配になられた方も多いはず。ここでは、「堤防釣り、季節は秋、対象魚はメジナ(グレ)」という設定で、「とりあえず最低限これだけは!」という装備の予算をお見積りしました。私の近所の釣り具店で手に入るものを参考にしましたので、一回ご近所の釣り具店に足を運べば、これに近い値段のものがそろうはずです。ちなみに、これだけ低価格ですとやはり耐久性に問題がある製品もあるかと思います。これらの道具でウキフカセ釣りの楽しさをおわかりいただけたら、ぜひあなたのお気に入りの道具を探してみてください。

 

 

 

磯竿1.5

5000

リール2500

5000

玉網 玉の柄

5000

グローブ

1000

ライフジャケット

5000

道糸3

800

ハリス1.7

800

グレバリ5号、6

500

ガン玉セット

300

ウキ止め糸

200

ウキ 02B5B

900

クッションゴム

100

シモリ玉

100

ハサミ

200

バッカン

2000

ヒシャク

200

マゼラー

300

水汲みバケツ

500

2000

合計

29900

 

釣り具屋さんには便利な釣り具がずら~り。わからないことは店員さんに聞いてみよう。